私たちが耳にする「ドレミファソラシド」は実はイタリア語なのです。
日本語だと「ハニホヘトイロハ」になりますが、「イロハニホヘト」の方が耳にすることが多いですよね。
それは、日本では昔から短音階(※簡単に述べると、長音階→明るい音階、短音階→暗い音階)が基本だったため、「イ(ラ)」から始まる音階が残っているのです。
左上に「とおんきごう」があります。これを正確な文字で書くことは出来ますか?「トオン記号」や「トーン記号」などと想像してしまう人も少なくないようですが、正確には「ト音記号」です。(画像に記載されていますね)
下から2本目の線がくるっとくるまれていることに注目してみてください。
この囲まれている部分の音は「ソ」の音です。日本式で言うと「ト」の音。この音を中心に書かれている記号なので「ト音記号」と言います。
これで、ト音記号の「ソ」の場所はすぐにわかるのではないでしょうか。
因みに、「ソ(ト)」は、ドイツ式では「G」。「ト音記号」の形の元は「G」なのです。
「G」を図案化されたものが「ト音記号」だと言うことを覚えておいてください。
左下にある「へおんきごう」。これも図に記載されている様に「へ音記号」と書き、「ファ(へ)」の音が関ってきます。
この記号の黒く丸い部分、また点々で囲まれている上から2本目の線の場所、そこが「ファ(へ)」の音となります。
また、ドイツ式「F」を図案化したもの、それが「へ音記号」です。
楽譜は、上に進めば進むほど音が高くなり、下に進めば進むほど低くなります。
線の音符、間の音符、線の音符、間の音符…と言う順番で音が1音ずつ変わっていきますので、
まずは、
「ドレミファソラシド」
「レミファソラシドレ」
「ミファソラシドレミ」
・・・また、
「ドシラソファミレド」
「シラソファミレドシ」
「ラソファミレドシラ」
…と言う音階をスムーズに言えるようになることが素早く楽譜を読むように慣れるコツのひとつです。
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