声楽やボーカルレッスン時間についてですが、あまりにも長い時間のレッスンは好ましくありません。
具体的には1時間を超えない(30分から60分)レッスンがベストと言えます。
ピアノなどの楽器については1日の内に数時間をかけて練習したりもしますが、歌は楽器と同じ様に考えてはいけません。
歌は自分自身の喉を楽器とします。
喋ることと歌うことは、歩くこと走ることくらいに違いがあります。
歩くのは自分のペースで長時間歩けても、走るとなれば別ですよね。
特に普段から走り慣れていないと、すぐに疲れて走れなくなり、無理のかかる走り方をして足を痛めてしまうこともあります。
歌もそれと同じです。
しっかりとした発声法が身につき、歌うことに慣れてくると、長時間の声出しも可能になってきますが、慣れない内から飛ばしすぎてしまうと喉がバテてしまいます。
そして、下手すれば喉を痛め、潰す可能性も出てくるでしょう。
1時間から2時間程度、通してレッスンを受講される場合もありますが、その中で実際に歌っている時間はそれほど多くないとお考えください。
音楽大学でも1回のレッスン時間は30分から45分程度とおさえています。
歌は喉が命といえます。
努力をすることは大切ですが、度のこえた練習(歌いすぎ)には気をつけなければいけません。