カラオケの採点機能で一喜一憂する…少なからず皆さんご経験があると思います。
一生懸命練習して、80点、90点、と高得点を貰えれば嬉しいですよね
しかしながら、「カラオケで高得点を取れる人 = 歌の上手な人」、「カラオケで高得点が取れない人 = 歌の下手な人」という方程式は絶対ではありません。
…ここで覚えておいて頂きたいことは、"採点しているのは機械"だということです。
歌の素晴らしさは杓子定規で計れるものではありません。
人間には機械と違い感情が宿っていますし、感情のこもった歌は素晴らしいものです。
感情を表す歌い方、表現方法は人間独自のものであり、機械が表現できるレベルのものではありません。
同時に機械が泣くことも笑うこともないように、機械にどんなに素晴らしい歌を聞かせたところで感動することもなく組み込まれたプログラムでの計算しか行わないのです。
例えばプロとして活躍している歌手の方々の多くは、本人の個性を活かす方向で活動しています。
そして、皆さんはそこに魅力を感じファンとなり、応援する気持ちをもつのだと思います。
この様な個性を大切にしている歌手の方は、特にカラオケの採点では高得点を出すことが難しい場合があります。(あえてカラオケの採点方法にあわせて歌う場合は別です。)
「わざと歌い始めを遅らせる」、「アドリブでリズムをずらす」、「同じ言葉を重く歌う、軽く歌う」、等など、いずれも感情を表現するための高等な手法ですが、これらの技術を使うほどに点数が低くなってしまう可能性がでてきます。
"機械が理解できない技術"は"歌い間違い(ミス)"と取られてしまうのです。
例えば演歌歌手。
演歌を上手に歌える人はタメを上手に扱えています。
カラオケの機械にとっては、この"タメ"こそがマイナス評価とされてしまうのです。
(プロの歌手の方が自分自身の曲を採点して70点ほどしか出なかったという実例もございます)
「カラオケで高得点を出す歌い方」を目指すよりも、「人の心に届く歌」を第一に目指すようにしましょう。
とはいえ、最近の採点技術はどんどん発達はしていますし、上達の基準の一つとして捉えるのは間違っていないと思います。
カラオケで高得点を取る方法もございますので、そちらは別途解説致します。