お酒を飲んでカラオケへ行くと、「喉の調子が良い」「うまく歌える」と感じたことはありませんか?
お酒(アルコール)には感覚を鈍くする効果があります。
お酒が飲んでいる時に喉の痛みを感じなくなるのは、「治った」わけではなく、「痛みに鈍感になっている」だけです。
基本的には一時的な錯覚です。
お酒が入っている状態で歌うと、アルコールによって麻痺した喉を駆使することになります。
また、アルコールには高揚効果もありますので、自然と声量が上がり、喉に余計な力が入っている状態で歌い続けてしまいます。
歌っている本人は、上手に歌えている気分でしょうが麻酔により感覚が失われているだけなのです。
酔っ払ってカラオケへ行った翌日、喉を痛めてしまったり、ガラガラ声になってしまったりした経験を持つ方は少なくないはずです。
それは、上記の様にアルコールによりタガが外れてしまった状態で歌い続けてしまった結果。後遺症と言えますのでお気をつけください。
ただ、アルコールには緊張感を和らげる作用もあります。
普段は、人前で緊張しすぎて本来の実力を発揮出来ない方が、多少なりともアルコールで緩和するのは効果的だと言えるでしょう。
酔いが進むと判断力の低下によって「本人だけが上手く歌えているつもり…」になってしまうことはザラです。
お酒を飲んでのカラオケは楽しいですが、お酒も歌も無理なく楽しめると良いですね。